2006年01月31日
万華鏡
道にはゴミが落ちていて タバコの煙が漂って
空は灰色で テレビでは犯罪のニュースが絶えなくて
嘘が真実と同じくらい転がっていて
目を開けているのも 痛いくらい
でもたった一人 あなたの存在で こんなにも違く見える・・・
キラキラ 輝いて キラキラ 煌いて
キラキラ 揺らめいて キラキラ 瞬いて
角度によっては違う でもどこから見ても綺麗で
まるで万華鏡・・・
空が明るいと 筒の中も明るく見えるよ
暗闇で見ると 筒の中も真っ暗になるよ
あなたの存在で こんなにも違く見える・・・・
まるで万華鏡のような美しさに 私は救われる
空は灰色で テレビでは犯罪のニュースが絶えなくて
嘘が真実と同じくらい転がっていて
目を開けているのも 痛いくらい
でもたった一人 あなたの存在で こんなにも違く見える・・・
キラキラ 輝いて キラキラ 煌いて
キラキラ 揺らめいて キラキラ 瞬いて
角度によっては違う でもどこから見ても綺麗で
まるで万華鏡・・・
空が明るいと 筒の中も明るく見えるよ
暗闇で見ると 筒の中も真っ暗になるよ
あなたの存在で こんなにも違く見える・・・・
まるで万華鏡のような美しさに 私は救われる
2006年01月30日
凛

花のように 凛として生きていくのは 容易いことではなくて
でもどこかで そうありたいと思うから
花を美しいと 言えるんだ
花のように 華やかに振舞い続けるのも 難しいことで
でもどこかで そうあれたらと思うから
花を美しいと 思うんだ
花のように ただひたむきにだけ 咲くことができなくて
でもどこかで そうなれたらと思うから
花を美しいと 決めているんだ
花のように 枯れてしまうことを 恐れてしまう
でもどこかで そうなること分かってるから
花は美しく 懸命だと思うんだ
花の命や短しや・・・
人の命や短しや・・・
花のように 精一杯生きていくことが 羨ましくて
でもどこかで それを無理だと決め付けるときがあるから
花を美しいと 思うんだ
2006年01月29日
好きなもの

何が正しくて 何が間違いか分かりにくいこの時代だけど
好きなものをずっと好きでいられたらいい
窓がいくつもあると 眺めが違って見えるけど
好きなものをずっと好きでいられたらいい
朝と夜とじゃ 景色も違って見えるけど
好きなものをずっと好きでいられたらいい
面倒なことも 安易なことも 全部含めて
好きなものをずっと好きでいられたらいい
怖いよ・・・自分の気持ちが変わってしまうこと
変わらないものなんてないし 変えたつもりもないことも
時間が変えさせてしまうことが 怖いよ・・・
ずっと好きでいたいだけなのに・・・
2006年01月28日
都会

海の匂いが届かないこの街 怖い街だと教えられた
冷たい人も多いから 気をつけるんだよ と教えられた
いろんな人がこの街に溢れてるよ・・・
怖い人も見てきた 冷たくされたこともある
罵声を浴びせられ 唾を吐かれたこともあった
でも いろんな人がこの街に溢れてるよ・・・
温かく親切な人もすごく多いよ
荷物が多すぎて階段を上れずにいたとき
何も言わず手伝ってくれる人もいた
同郷の出だと言う人に おにぎりをもらったこともある
いろんな人がこの街に溢れてるよ・・・
ある人に言われたんだ
この街は 田舎者の 集まりだ
この街じゃなくても いい人も 悪い人も必ずいると思うの
私の育った南の島にも 陸続きの他の町にも
この街は少し急ぎすぎてるけど 温かいところもあると思うの
私の育った南の島にも 溢れてるように
海の匂いの届かないこの街に 潮風が吹いたらいいのにな・・・
2006年01月27日
春を待つ雪のように

もう何日経つだろう
陽のあたるところにはもう見当たらないのに
誰も気に止めない場所には
まだ 雪が解ける時を待っている
話したいことはこんなにたくさんあるのに
会った途端 言葉たちは行き場を失って 私の心の中
伝えたい思いはこんなにたくさんあるのに
なぜだろう 一言も口にできないなんて・・・
春を待つ雪のように ずっとこの想い閉まったまま
春を待つ雪のように 自分の力じゃ何もできない
春を待つ雪のように 暖かい春が来るのを待ってるだけ
春を待つ雪のように きっとこのまま水となって流されていく
春を待つ雪のように 君を待つ私のように・・・
2006年01月26日
前を向いて

そんなに肩を落とさないで 胸を張ったら少し晴れるかもよ
そんなに下ばかり見ないで 上を見る元気がなくても 前を向いて・・・
何があったのか 話してくれたほうが分かるんだけど
でも話したくなるまで待ってるよ
うまくは言えないんだけど 私は味方だから
あなたが自分を嫌いになっても 私は好きだから
暗闇で 明かりがなくて彷徨ったときは
明かりを灯してあげれるかはわからないけど 手は繋いでいる
そんなに頭を抱えないで 窓の外に花が咲いてるかもよ
そんなに下ばかりを見ないで 上を向く勇気がなくても 前を向いて・・・
多かれ少なかれ 悩むことをしない人はいなくて
みんな痛みを味わったことはある
うまくは言えないんだけど 私は味方だから
あなたが敵ばかりと思っても 私は好きだから
どしゃぶりで 大きな傘を差しても濡れるときは
雨宿りができる場所まで 一緒に走っていくよ
そんなに自分を蔑まないで もう少しで虹が見えるかもよ
そんなに下ばかりを見ないで 晴れるときは必ずくるから 前を向いて・・・
2006年01月25日
遠くない

この街の冷たい冬がやってきて
嬉しいような淋しいような
いつだって離れてたって
近くにいると言ってくれたこと
いつも心の励みになっている
いろんなときに 島を思い出すんだ
どんなに海の向こう側でも
そんなに遠くないと
いつでも身近にあると
たくさんのことが気づかせてくれる
がんばれるよ 今日も明日もあさっても・・・
がんばれと 見送ってくれた人たち
がんばれるよ みんなの気持ちありがたくって
がんばれと 自分自身につよく励ます
2006年01月24日
流れ星
多摩川の土手から眺めた夜空は 向こう側の光さえ黙らせる
こんなに綺麗な星が輝く東京を 初めて見た気がした
いつも当たり前にあった星空が 今日はこんなに大切に思えるよ
今夜私の眺めている星が あなたの街でも見えますか?
こんなに離れているのに 同じ星を見ることさえ出来ない淋しさ こみ上げる
流れ星ひとつ流れた ほんの一瞬の速さで
でも私は逃さずに願ったよ
流れ星ひとつ流れた あなたと同じ気持ちで
あなたと同じやさしさで あなたと同じ想いで ずっといられますように・・・
音の静かなこの場所で揺らめく水面 月がぼんやりと浮かんでいる
こんなに綺麗な星が輝く東京を 初めて見た気がした
いつも当たり前にあった星空は 本当は当たり前じゃないと気づいたよ
見る場所 見る季節 一緒に見る人がいないと 全然違う夜空なんだ
こんなに離れているのに 同じ星を見ることさえ出来ない淋しさ こみ上げる
流れ星ひとつ流れた ほんの一瞬の速さで
でも私は逃さずに願ったよ
流れ星ひとつ流れた あなたが元気で
あなたが笑って あなたがあなたで ずっといられますように・・・
流れ星ひとつ流れた ほんの一瞬の速さで
でも私は逃さず願ったよ
流れ星ひとつ流れた あなたと同じ気持ちで
あなたと同じやさしさで あなたと同じ想いで ずっといられますように・・・
あなたと見た夜空を ずっとずっと 忘れませんように・・・
こんなに綺麗な星が輝く東京を 初めて見た気がした
いつも当たり前にあった星空が 今日はこんなに大切に思えるよ
今夜私の眺めている星が あなたの街でも見えますか?
こんなに離れているのに 同じ星を見ることさえ出来ない淋しさ こみ上げる
流れ星ひとつ流れた ほんの一瞬の速さで
でも私は逃さずに願ったよ
流れ星ひとつ流れた あなたと同じ気持ちで
あなたと同じやさしさで あなたと同じ想いで ずっといられますように・・・
音の静かなこの場所で揺らめく水面 月がぼんやりと浮かんでいる
こんなに綺麗な星が輝く東京を 初めて見た気がした
いつも当たり前にあった星空は 本当は当たり前じゃないと気づいたよ
見る場所 見る季節 一緒に見る人がいないと 全然違う夜空なんだ
こんなに離れているのに 同じ星を見ることさえ出来ない淋しさ こみ上げる
流れ星ひとつ流れた ほんの一瞬の速さで
でも私は逃さずに願ったよ
流れ星ひとつ流れた あなたが元気で
あなたが笑って あなたがあなたで ずっといられますように・・・
流れ星ひとつ流れた ほんの一瞬の速さで
でも私は逃さず願ったよ
流れ星ひとつ流れた あなたと同じ気持ちで
あなたと同じやさしさで あなたと同じ想いで ずっといられますように・・・
あなたと見た夜空を ずっとずっと 忘れませんように・・・
2006年01月23日
夜の電車

夜の電車が街を走る 多くの人を乗せて街を走る
家路に着く人 家族が待つ家路に着く人を乗せて 走る
もしも 降りる駅をそのまま過ぎて 違う駅で降りてみたらどうなるだろう
初めての街で 誰も知らない街に 飛び込んだらどうだろう
何かが変わって 何かが生まれて
何かを失うこともあるかもしれない でも 新しい朝が待っている・・・
景色が変わって 風向きが変わって
朝の景色と 朝の風向きが 今見るものと違って見えるかもしれない
だけど 心に芽を植えられる
新しい朝がやってくる・・・
2006年01月22日
のこり雪

冬の残り雪が少し道の端に集まって となりには崩れかけの雪だるま
汚れて少し黒ずんでいる なんだか悲しくなる
こんこんと降る雪を 南の島で暮らすあなたにも見せてあげたかった
きっと 目を輝かせて いつまでも珍しげにそこに立っていたでしょう
今日も そちらは暖かいですか?
今日も もしかして薄着で暮らせてますか?
今日も そちらは温かいですか?
こちらは手袋なしでは道を歩けません
こちらは外に5分も立っていられません
こちらは 今日も寒く 芯まで冷えます
南の島で育った私だけなのかもしれません・・・
こんこんと降る雪を 南の島で暮らすあなたと一緒に見たかった
きっと 目を輝かせて 寒さを忘れて雪合戦をしたかもしれません
あなたと一緒ならきっと 東京の冬が好きになれてたかもしれない
あなたと過ごすことができたなら 寒ささえも好きになれてたかもしれない
今朝 まだ昨日の雪が残っていたんだ
明日の朝 まだ残っているんだろうか
今日は一粒も雪は降ってないよ
今日は桜はきれいに咲いていましたか?
2006年01月21日
粉雪

しんしんと降る粉雪が 私の目の前を明るくする
たくさんの不安も 重いものも 真っ白な雪が心晴らしてく
しんしんと降る粉雪が 寒さも冷たさも忘れさせる
東京に降る雪が特別な夜を創りだして 始まる
線路にはどこまでも白い雪が積もり 屋根にも車にも白く化粧
こんな汚れてる空なのに 降る雪は食べられそうなくらい
こんな特別な日に特別な出来事
きっとずっと忘れない
たくさんの人の笑顔に支えられて たくさんの人の気持ちに支えられて
たくさんの人の思いに支えられて 私が今日ここにいること
あたりまえなんかじゃない ありがとう・・・
しんしんと降る粉雪が 私の目の前を明るくする
たくさんの不安も 重いものも 真っ白な雪が心晴らしてく
しんしんと降る粉雪が 寒さも冷たさも忘れさせる
東京に降る雪が特別な夜を創りだして 始まる
粉雪がみぞれ雪に変わっていく
なんだって 誰だって 変わってく
変わることはぜんぜん悪いことなんかじゃなくて
変われるということ 白くもなれるということ
たくさんの人の苦労の上に成り立って たくさんの人の勇気に支えられ
たくさんの人の思いに助けられてるということ ありがとう・・・
2006年01月20日
眠れぬ夜
潰れてしまいそう・・・ 押し潰されてしまいそう・・・
目を閉じても闇が果てしなく 星なんて一粒も見えてこない
誰と話していても 何をやっていても頭から離れない
目を開けてても 澄み切った晴れやかさなんてあまり見えない
不安だとか 怖さだとか 時として襲ってくる
どんどんどんどん押し迫ってくる
言葉にすると もっと形として襲ってくる
どんどんどんどん押し迫ってくる
あぁ 眠れない こんな夜だってある
あぁ 眠れない こんな夜だってある
あぁ こんな夜だってある・・・・
目を閉じても闇が果てしなく 星なんて一粒も見えてこない
誰と話していても 何をやっていても頭から離れない
目を開けてても 澄み切った晴れやかさなんてあまり見えない
不安だとか 怖さだとか 時として襲ってくる
どんどんどんどん押し迫ってくる
言葉にすると もっと形として襲ってくる
どんどんどんどん押し迫ってくる
あぁ 眠れない こんな夜だってある
あぁ 眠れない こんな夜だってある
あぁ こんな夜だってある・・・・
2006年01月19日
一輪

誰も気にしないテーブルの花だって 水に活けられ生きている
もし真っ白なだだっ広いテーブルだけなら 淋しいと誰かきっと気づく・・・
意味のない人なんてこの世にはいなくて
邪魔な扱いされても 見えないフリされても きっと誰かには必要で
意味のない人なんてこの世にはいないから
そんな風に落ち込まないで そんな風に蔑まさないで
今見えてる世界なんて ほんのちっぽけな世界
大人になればもっともっといろんなことあるから・・・
今立ってる場所なんて 小さな箱の中
楽しいことも 嬉しいことも 今以上に辛いこともあるけど
きっと損はないから・・・
だからそんなに 自分を責めないで・・・
ひとつしかない大切なモノ 自分で消さないで
存在価値を自分で決め付けないで
ひとつしかない大切なモノ 自分で失わないで
一輪の花さえも 水をもらって精一杯生きている
一輪の花さえも 笑って強く精一杯生きている
水がないなら汲んできてあげる
笑えないならそばにいてあげる
水がないなら汲んできてあげる
強くなれないならそばにいてあげる・・・
2006年01月18日
ねこじゃらし

ゆらゆらと揺れる 風に吹かれ揺れる ねこじゃらしが揺れる
こんな寒い川風にも じっと根っこ張って 仲間とみんな揺れる
土手で遊ぶ子供たち いつかはここを離れてく
どんな思いでここにずっと 揺られてるんだろう
時に踏まれて 引っこ抜かれそうになることもあるだろう
でも土の下では 仲間と根で繋がっている
時に疲れて 腰を折ってしまいそうになることもあるだろう
でも土の下では ちゃんとみんなと繋がっている
一人じゃない あなたもねこじゃらしも 一人じゃないはずだよ・・・
ゆらゆらと揺れて 風に吹かれ流され 揺れたいときもあるだろう
こんな冷たい川風に吹かれ じっと根っこ張って 耐えなきゃいけないときもある
信じてたものたちが いつかは離れていく日もあるだろう
そんなときも必ず誰かと繋がっている
時に踏まれて 引っ張りまわされそうになることもあるだろう
でも土の下では 仲間と繋がっている
時に疲れて 何もかも投げ出したくなることもあるだろう
でも土の下では ちゃんとみんなと繋がっている
一人じゃない 私もねこじゃらしも 一人じゃないはずだよ・・・
2006年01月17日
灯火

この痛みが消えぬように・・・ この光が消えぬように・・・
この悲しみに慣れぬように・・・ この光が消えぬように・・・
突然の出来事 未然に防ぐ術なんてなかった
あちらこちらで火が上がり 道も塞がれ 行き場を失った
好きな人が 家族が 大切な人が傷つく姿 何も出来ずただそこに蹲った
「助けて」の声が 他の誰かの「助けて」に消され 泣き声も幾つも重なってく
この町の誰が悪くて こんな目にあったの?
家が壊れてく 町も壊れてく 線路は閉ざされてく 町が閉ざされてく
人が飲まれてく 町も飲まれてく まるで世界の終わりだった
こんな寒い夜に明かりすら灯らない・・・ 冬の夜に凍えてた
そんな日がもう二度と この町に世界中に起こらないように
祈りを込めて 火を灯す・・・
この痛みが消えぬように・・・ この光が消えぬように・・・
この悲しみに慣れぬように・・・ この光が消えぬように・・・
この灯火が照らすように・・・ この町を永久に照らすように・・・
この苦しみを忘れぬように・・・ この光が消えぬように・・・
この灯火が照らし続けるように・・・ この光が消えぬように・・・
2006年01月16日
メロディー

ひとりぼっちの部屋の中 ギターを爪弾く
出てくるメロディーは 故郷を思ったものばかり
帰りたいわけではない でもやっぱり一人になると思い出す
温かい太陽と やわらかな潮風 はっきりと色づく町
ベランダから見える駐車場 玄関の外の公園 温かい人たち・・・
淋しさを紛らわすために 声張り上げて歌うよ
私にはこれしかないから 声張り上げて歌うよ
何にも惑わされない 何にも流されない
楽しいことばかりじゃないけど 辛いことばかりでもない
寒さを紛らわすために 声張り上げて歌うよ
私にはこれしかないから 声張り上げて歌うよ
何にも揺すられない 何にも囚われない
ただひとつに向かって 声張り上げて歌うよ
2006年01月15日
窓から見える小さな花

窓から見える景色があまりにも元気で 嫌だった昨日さえ消えてしまいそう
誰にだってある 越えられないと思った悲しみが・・・
窓から見える小さな鉢植えの小さな花が 嫌だった昨日さえ消してくれそう
誰にだってある 越えられないと思ったやるせなさ・・・
目を閉じれば必ず闇が襲ってきて 目を開ければ必ず時は過ぎている
大したことのない痛みだよ いずれは消えていく
大したことのない痛みだよ いつかは慣れてくる
大したことのない痛みだよ ほんの一時のこと
大したことのない痛みだよ そう言い聞かせないと 大きな痛みになりそうなんだ
昨日は決して取り戻せない 戻るどころか進むばっかりで
時間にも 周りの人たちにも 一人だけ置いていかれたみたいだ・・・
昨日は決して訪れてこない 訪れるのはまだ真っ白な未来だけ
なんでも描ける なんでも出来る 真っ白な未来は私にも来る
窓から見える景色があまりにも元気で 嫌だった昨日さえ消えてしまいそう
窓から見える小さな鉢植えの小さな花が 嫌だった昨日さえ消してくれそう・・・
(窓から見える小さな花)
2006年01月14日
雨

玄関にかかった安物の傘を取り 雨の中あなたとの待ち合わせへと急ぐ
思ったより雨は強く 粒も大きいようで 走る私の足元は濡れてる
駅前の人ごみ 帽子を深く被ったあなたに初め気づかなかったよ
帽子のせいじゃない だって まさか誰かと立ってるなんて思わなかった
二人の間に何かあることくらい私だって気づくよ・・・
私もあなたも女の子も 誰も一言も口を開かず
雨の打つ音と雑音のまざった町の音
ようやく話し始めたあなたの口からは
予想してたとおりの言葉 落とした目線の先には
雨に濡れた靴の足元が みじめに映った・・・
三日前の約束の日から 私はずっと楽しみにしていたのに
あなたはもう決めていたんだ 三日後にこうなることを
どうして今日だけ雨なんだろう 週間天気予報は今日だけが傘マーク
今太陽がまぶしいくらい照り付けてくれてたら 少しは楽なのに・・・
悲しみも怒りも口に出来ず 「わかった」って
わかってないくせに 走り出した自分がかわいそう
雨の打つ音と雑音の混ざった町の音
傘をしっかりと差しているのに 頬が濡れている
しゃくりあげそうになりながら 落とした目線の先には
雨に濡れた靴の足元が ぼやけて映った
急いできた道をまた一人 家に帰る道を走る
車が撥ねた水たまりが私にかかる
雨に濡れた靴の足元も 着飾った服も私も
何もかもがみじめに映った・・・・・
(雨)
2006年01月13日
アタタカイモノ

夜明け前の商店街 始発帰りの人がとぼとぼ行く
吐く息があまりに白くて まるでタバコの煙みたい
新しい朝が始まる 朝日が見れるまで待とうか・・・
いいことあるかな なんて思いながら 寒さが手伝って家へと急ぎ足
あぁアタタカイモノが欲しい 手袋でもお茶でも愛さえも
あぁアタタカイモノは箱の中 四角い箱には開ける扉がない
あぁアタタカイモノが欲しい マフラーでもコーヒーでも愛さえも
あぁアタタカイモノは透明な 箱に入ってるのに
見えているのに 掴めそうなのに 壁を破ることさえ怖くてできない
一人じゃ何にもできなくて 一人じゃ何にもつかめなくて・・・
・・・ふと急ぎ足を止めた 道端に鉢が倒れてた
ポケットから手を出して 立て直した
鉢も少し誇らしそうにしていた
少しアタタカイキモチになったよ 自己満足だけれど
ゆっくりでいいかもな 立ち止まってもいいかもな
アタタカイモノはきっと目の前から消えはしない
(アタタカイモノ)
2006年01月12日
生まれた町に立って

生まれた町に立って 生まれた町を見渡す
相変わらず人の姿はほとんど見えず 田んぼの道を時々自転車の子供が通る
あぁ やっぱりこの町に生まれてよかったと思う
ここにはお洒落なビルもない 電車もない
コンビニでさえ 遠く先まで行かないとない
でもここに立つと そんなものは全部いらないとでさえ思えてくるんだ
都会では機械でしか見られない満天の星
都会では嗅ぐことのできない土や木の匂い
都会では感じることのできない自然からのエナジー
やっぱりこの町に生まれてよかったと思う
この町に母の命が宿り 育ち
私の命もこの町に宿る
母が遊んで 呼吸して 学んで 笑った この町の一部に
私もなれたこと 嬉しいよ
(生まれた町に立って)







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